人力車の発祥はいつから?人力車の歴史を解説!
- 2024.11.20
人力車は、人の力で人を運ぶために設計された乗り物です。
日本では、主に明治・大正時代に移動手段として利用されていましたが、現在は観光地で「観光人力車」として活用されています。
今回は、人力車の歴史を解説します。
◇人力車の誕生
人力車は19世紀後半の日本で誕生し、1870年代に東京で初めて登場します。
その後、全国に広がり現代のタクシーのように、庶民の重要な交通手段として重宝されていました。
発明者は和泉要助、高山幸助、鈴木徳次郎の3人で、東京で見た馬車をヒントに人力車を発明しました。現在、人力車は主に観光地で遊覧用として利用されています。
◇人力車の現在
現在、人力車は主に観光地で遊覧目的として営業されています。
最初に観光用として人力車を導入したのは、1970年の飛騨高山です。
その後、京都や鎌倉などでテレビ番組で紹介され、各地に広がりました。営業は最初、京都のように風情ある街並みや、浅草など人力車が似合う下町から始まり、有名観光地にも広がっていきました。
観光名所を巡るコースで、車夫がガイドとして観光解説を行うのが一般的です。
人力車はアジア各国に輸出され、特にインドでは明治40年代に年間1万台が日本から輸出され、「リキシャ」などの名前で定着しました。
インドでは「リキシャ」は「リクシャ」とも発音されることがあり、運転手は「リクシャワーラー」または「リクシャプーラー」と呼ばれます。
現在もコルカタには多くの人力車が残っており、約8000台が稼働し、2万人ほどの車夫がいるとされています。
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